館内施設
館内施設・各種サービスのご案内
姫路城下町のパーソナルホテルとして、お客様にぬくもりを感じていただけるよう、
姫路をはじめとするクレール日笠に縁深い多くの作家にご協力いただきました。
館内にはお客様に快適に過ごしていただくための施設も充実しております。
心よりのおもてなしでお待ちしております。
ギャラリー
姫路の作家の息吹を感じる空間がございます。
第53代目明珍敬三氏による創作花器、火箸風鈴や木工家具作家の迎山直樹氏の大テーブルが姫路らしい雰囲気を演出しております。
お夕食やティータイムでのご利用はもちろん、お仕事でのご利用も可能です。
ゲストを招いてのお打ち合わせや、気分転換にお部屋から出てアートに囲まれた空間での作業はいかがでしょうか?
ギャラリースペース / 1F
- 作業
- フリードリンク
- ご利用可能時間
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15:00〜23:00
※夕食のご予約がある場合はご遠慮ください。 - こだわり
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ライブラリ(姫路ゆかりの書籍や雑誌)
アロマ(日本古来のお香)
BGM
フラワー - 収容人数
- 6〜40名
クレール日笠と作家たち
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木工家具作家
迎山 直樹
智頭町に工房があります。
彼の製作する作品のほとんどが椅子。同じ脚物と呼ばれるテーブルの製作は極めて少ないし、箱物と呼ばれるキャビネットやタンスは皆無と言っていい。
彼が目指す椅子は、意図された細い線を持ち、かつ安定感のある椅子。
デンマークのフィンユールという作家に刺激を受けたからだという現在はテーブルだけですが、今後日笠の雰囲気に合う家具を増やして行きます。 -
ギャラリー作家
明珍 宗敬
国宝・姫路城(兵庫県姫路市)を南西に望む工房から、槌(つち)音が響く。
甲冑(かっちゅう)師として、姫路藩主の酒井家に仕えてきた明珍(みょうちん)家。その52代目当主である。コークスが熾(おこ)る窯から、真っ赤に焼いた鋼の棒を取り出しては、重さ1キロほどの槌を振り上げ、打ち下ろす。鋼材はやがて、澄んだ音色で知られる「火箸(ひばし)風鈴」に姿を変えていく。火箸を風鈴にすることは、明珍宗理が考案した。類似品も出回るものの、スズムシの鳴き声を思わせる、その涼やかな音はまねられない。「大学の先生がレントゲンや電子顕微鏡で見たりもしたけど(音色の秘密は)わからんかった」と、本人は笑う。
明珍家は京や江戸に居を構えていたが、18世紀に大名の酒井氏とともに姫路に移った。かつては各地から門人が集まったというが、現在は家族で工房を支えている。
火箸は千利休(1522~91)から茶室用に注文を受けたという説もあるブランド品。志賀直哉(1883~1971)の小説「暗夜行路」でも「明珍の火箸は宿で売ると聞いて……」と書かれた。火箸風鈴は30年前に高島屋大阪店(大阪市中央区)の「日本の伝統展」で紹介され、広く知れ渡った。シンセサイザー奏者の冨田勲(74)がテレビ番組のテーマ曲でその音を採用したり、音響のメーカーがマイクの音質検査に使ったりと、音の“プロ”の評価も高い。
私どもとのご縁は古く、現在日笠のギャラリーカフェでは、火箸の他、花器などが彩を添えています。 -
リニューアルアドバイザー
西村 吉一
「昭和の大修理」に携わり、完工後も今日まで姫路城とかかわり続ける元文部技官。三重県の工業高校で建築を学び、卒業後、文化財修理に携わる。25歳のとき、法隆寺(奈良県)の修理を依頼され「法隆寺は格から言ったら一番上、うれしかった」と話す。ところが、荷物をまとめて送る直前、上司に言われた。「ちょっと姫路で途中下車してくれるか」文部省などが進めていた姫路城の修理に行くように、との指示だった。その頃、城の修理は寺や神社の首里より一段下に見られていて「だまされたとしか思えず。城を恨んだ」という。その直後、文部技官に採用され、姫路城の修理に携わるうち、考えは徐々に変わってきた。法隆寺は大陸の技術で造られた建物だが、姫路城は日本の技術で造られたもの。「これはすごいものなんじゃないか…」
高校時代からの趣味だったカメラで城を撮るようになった。工事写真を撮る専門家が多忙なときには代役も務め、担当以外の現場にも入り込んだ。この経験が城への思いを変えた。
修理が終わった後、城の管理者を必要としていた姫路市の職員となり、城管理事務所に勤めた。朝昼晩、とにかく場内を歩いた。すると、「いつの頃からか、城の声が聞こえるようになった」。
写真を撮った経験が生き、「ここが痛い」「あそこが痛い」という声の原因がどこにあるか、イメージが自然と浮かんできた。「城と会話ができている」。
そう思った時、初めて城に愛情がわいたという。「今では、すっかり惚れてしまいましたわ」
定年後の現在も、伝統建築の技術を継承するため、市の若手職員を対象にした研究会「工墨の杜学舎」を主宰し、修理現場の視察や石垣の観察などをしている。建築は時代や環境によって変わるから、対応策にマニュアルなどない。必要なのは、現場を見て判断できる目を持った本物の技術者だ。と力を込める。「残す、守るは、壊すもと。必要なときに、変な見方をしないよう、経験を積むことが大事なんや」雪の日、菱の門からまっすぐ伸びた道を眺めるのが一番好きな西村さんに、日笠のあるべき姿についてアドバイスを受けました。 -
画家
到津 伸子
東京生まれ
東京芸術大学美術学部卒業後、渡仏。1977年パリでの展覧会を皮切りに、パリ、東京を拠点に個展活動を続けている。また、画集他、執筆活動にも取り組む。「不眠の都市」で、第19回講談社エッセイ賞を受賞。これは、パリー東京間の時差から生まれた珠玉のエッセイでどれも胸に染み込んできます。一昔前のパリ、現在のパリ。パリの住民として、また旅人として、誰もが魅了される「眠らない街」を綴った筆致の美しさ確かさ。あらゆる“パリ本”の中でも秀逸です。主人がフランス好きのため、頼み込みデザイナーを引き受けていただきました。 -
陶芸作家
下村 裕司
播州清清窯 2代目当主
淡いブルー地にあざやかな結晶を育てる釉薬、紫陽釉(しようゆう)。
自然の偶然をねらうこの釉が作り出す模様はふたつとありません。
昭和38年 姫路市生まれ
茶人であり陶芸家である父下村宗邦に師事
昭和61年 京都産業大学経営学部卒業
昭和63年 裏千家 茶道入門
平成7年 読売文化センター教室開講
平成12年 フォーラス教室開講
平成14年 花の北陶芸工房開講
平成15年 山陽百貨店個展
平成17年 山陽百貨店個展
当館の手洗いを作っていただきました。姫路で和の伝承に尽力されています。 -
画家
大西 浩仁
1961年1月17日、兵庫県尼崎市に生まれる。
兵庫県立尼崎北高校で同級生だった富好真と、大学在学中の1979年9月2日に
漫才コンビ「ちゃらんぱらん」を結成。テレビ番組「お笑いスター誕生」への出演を足がかりとして
1983年京都精華大学美術学部造形学科卒業と同時にプロデビュー。
1985年、第6回ABC漫才落語新人コンクール最優秀新人賞、第15回NHK上方漫才コンテスト最優秀賞、第20回上方漫才新人賞を受賞。 1988年より、吉本興業に所属
1992年、大西浩仁 絵画教室 開校
1996年.第40回記念神戸二紀展初入選、第43回関西二紀展初入選
1999年、第34回上方漫才大賞奨励賞受賞、第28回上方お笑い大賞金賞受賞
2000年、第35回上方漫才大賞大賞受賞、第54回全国二紀展入選
2002年、第56回全国二紀展に三年連続して入選。「湯絵100選」描き始める。
当館に、いくつか油絵を置いています。
2008年5月11日、当館で個展を開催。
大西浩仁 公式ブログ「太陽の日記」
宴会場
様々な用途に合わせて会場、お料理をご用意いたします。
忘新年会や婚礼、お祝い事、ご法要、会議など様々な用途でお使いいただけます。日帰りでのご利用も可能です。
ご利用の方は予約必須になっておりますので、お気軽にご連絡ください。
※ギャラリーが並んでいる会場も宴会利用可能ですので、ご連絡ください。
(6〜36名)
宴会場・会議室/ 2F
- 会議
- 宴会
- お食事
- ご利用可能時間
- 12:00〜22:00
- 収容人数
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6〜40名
※テーブル・お座敷どちらにも変更できます。
駐車場
22台収容可能な駐車場を完備しております
- ご利用可能時間
- 24時間駐車可能
- 駐車場料金
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【1泊あたり】
軽四・普通車 880円(税込)
※日中10:00〜15:00の時間は700円(税込)になります。
マイクロバス 2,200円(税込)
大型トラックバス 2,750円(税込)
※上記以外の車種はお問い合わせください。
※1泊の対象時間は15:00~翌10:00
※電気自動車充電設備完備
※駐車場は宿泊者のみご利用いただけます。
※宿泊予約をいただく際に駐車場ご利用の旨をご記載ください。
その他の館内施設
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エントランス
姫路の中のオアシスをイメージした、明るく開放的なエントランス。お気軽にドアをお開けください。
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フロント
形だけの接客とは無縁の、心の通う、それでいて凛とした上質なもてなしを心がけております。
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コインランドリースペース
館内でコインランドリーをご利用いただけます。
洗濯機/2台(有料)、乾燥機/2台(有料)
※洗剤は、自動で投入されます。 -
自動販売機ルーム
アルコール類、ソフトドリンクがございます。
電子レンジもご利用いただけます。 -
無料貸出サービス
ズボンプレッサー・加湿器・子ども用浴衣・アイロン(数量限定)がございます。
フロントにてご準備しておりますのでお気軽にお申し付けください。内線でお電話いただければ、すぐにお持ちいたします。 -
製氷機(無料)
1階カフェギャラリー、ドリンクカウンターにございます。
こだわりの設え
日笠は姫路城下町ホテルとして、姫路にゆかりのある多くの作家にご協力いただき設えをしております。
姫路第53代明珍家の主人の作品、太陽の画家大西こうじん氏の絵画、紙漉きの人間国宝、安部榮四朗氏の書、フランスで活躍されていた到津氏の油絵、地元の版画家岩田氏の版画、国際家具コンペティション最優勝賞を受賞された迎山直樹氏のテーブル等。
すべてはクレール日笠に縁深い作家たちばかりです。